お絵描きする上で必要になってくる左手デバイス。最近ではいろいろな商品が出ていますが、やはりものによってはボタンが足らなかったりするものです。
前々からあると便利そうだなと思っていたペダル型デバイス、Elgato フットペダル型 Stream Deckを購入して半年ほど使ってみたので、使用感などをレビューしたいと思います。
Elgato フットペダル型 Stream Deck
左手デバイスとしても有名で、配信者の方でも多数の方が使っているElgato Stream Deck。そのフットペダル型のモデルがこちらになります。
ボタンの数は中央の大きい部分と左右の少し段差のある部分の2箇所、合計3つのボタンがあります。
この3つのボタンにショートカットキーを割り当てることで、左手デバイスと同じように自分好みにカスタマイズすることが出来ます。
バネ
こちらの商品には様々な重さのバネも含まれております。
本体に最初から入っている物もありますので、5種類のバネの重さで自分好みの踏みやすさにすることができます。
バネは中央で2つ、左右それぞれ1つずつ入れることで重さを変更することができます。
また、写真の下側にあるストッパーと入れることで、好きなボタンを足おきとしても使えるようにすることができます。
その場合はもちろんボタンとしての機能はなくなりますので、真ん中だけしか使わない、もしくは左右しか使わない場合などはこれを入れると快適になると思います。
余談ですが、中央のペダルに入っているバネを柔らかいものに交換した場合、元から付属しているバネは付属のバネの中でも低い硬さになっているようです。取り出した物を触って押してみたダケなのであっているかどうかはわかりませんが、この中の数字で表すなら850くらいかと思われます。
ですので700を中央に入れ、もともと中央に入っていたバネを左右に入れることで全てのペダルを軽くすることが可能になります。
僕は軽く踏むだけで操作できるのでこれに落ち着きました。
メリット
ペダルデバイスを使用することで得られるメリットとしては、左手デバイスでも多用するボタンを足に移動することができる点です。
恐らく絵を描く人でしたらわかると思いますが、キャンバスを掴む動作、手のひらツールはよく使うかと思います。
そのキャンバスを掴む動作を足に持っていくことで、その分違うショートカットを左手デバイスに入れることが可能になります。
ボタン数の少ない左手デバイスや、形状によって操作しづらい部分を足でカバー出来るようになるのが最大のメリットでしょう。
左右反転やキャンバス一のリセットなど、キャンバス操作に関係するショートカットを足に集中させることで、ブラシやその他の効果なども左手デバイスに割り当てられるようになります。
デメリット
「慣れないうちは難しい」のは他の左手デバイスでもそうなので、そこは省きます。
Elgato フットペダル型 Stream Deckの最大のデメリットは「ソフトウェア」の問題になります。
こちらはWindows PCでのみ確認していることであり、自分の環境でのみ起こる可能性もありますが、基本的にこのソフトウェアが大きく足を引っ張っております。
何がいけないのか
- ソフトウェアが起動しない
- プロファイルが切り替わらない
この2つがとてもストレスになります。
「プロファイルが切り替わらない」はお絵描き用の設定のみにしてしまえば問題ありません。ちなみにこちらはMacでも確認しております。
問題はこっち「ソフトウェアが起動しない」です。
パソコンを起動して、「さぁ、やるぞ!」というタイミングですでに使うことができないのでいきなり出鼻を挫かれてしまいます。
また、再起動しても治らない場合もあるので、起動するまで再起動し続けることになります。3〜4回連続起動しなかったこともあります。
あまりにも安定しないので、流石に使うのをやめようかなとも思ってしまいました。
解決策
WindowsPCでは基本的にありません。再起動が1番早いか、もしくは使用しないことをオススメします。
ただし、いろいろと調べていくうちにこれは「ソフトウェアが起動していない」のではなく「起動しているが、動いていない」という状態にあることがわかりました。
そのため、タスクマネージャーを開いてElgatoのソフトウェアを強制終了すれば、再起動せずともちゃんと動作するようになります。
ただし根本的な解決にならないのと、たまに強制終了を受け付けない場合もありますので、その場合はPCの再起動が必要に。
もしくはMacで使用する、になります。
M2Mac miniに乗り換えたところ、MacOSでは一度も起動失敗はしなかったので常に安定して使用することができております。
ElgatoのソフトウェアはMacでの使用の方が安定しているのかもしれませんね。
まとめ
今回はElgato フットペダル型 Stream Deckについてレビューしてみました。
普段よく使うショートカットキーを足で操作できるので、左手デバイスの機能を拡張する場合にはとても良いデバイスだと思います。
しかし、Windowsではソフトウェアが足を引っ張り、作業に支障が出てくるかもしれませんのでMacでの使用をお勧めします。